CAPSUELE TOY

自動販売機

カプセルトイは、小型自動販売機の一種で、硬貨を入れ回転式レバーを回すとカプセル入りの玩具などが出てくるもの、またその取り出したおもちゃを指す。

ガチャガチャ、ガチャポン、ガシャポン、ガチャ、ピーカップなど、時代や地域や販売メーカーによって様々な呼び方があるが、商標の関係からこれら全体を「カプセルトイ」と呼称している。ハンドルを回す時のガチャガチャ音やポンっとカプセルが出てくることから、子供たちの間で「ガチャガチャ」や「ガチャポン」と呼ばれるようになった。

ひとつの販売機に(同一シリーズの)数種類の商品が入れられており、その中のどれかが無作為に出てくるという場合が多い販売システムである。またカプセル自体は半分透明で内容物が見えるものが多い。本体のコイン投入部に硬貨をセットしてレバーを回転させることで商品を取り出すものであり、使用する硬貨の種類や枚数によって10円用、50円用、100円用、200円用、500円用などの種類があり、封入されている商品の価格に合わせた機種が用いられる。なお、硬貨ではなく別売の専用メダルを用いるものもある。

カプセルトイは他にも様々な会社が販売しており、バンダイの商品も含めてガチャガチャ・ガチャポンなどの通称でも呼ばれているが、その中にあってバンダイは「ガシャポン」を登録商標し同社が独占的に使用している。

歴史

現在のカプセルトイ自販機の元となる機械は今から100年以上前のアメリカのチューインガムの販売機が発祥。アメリカでは、自動販売機は1880年台から使用されており、その販売機におもちゃなどを入れて販売し始めたのが、カプセルトイ自販機の歴史の発祥とされている。

自動販売機の始まりがガチャガチャの始まりにつながっている。

日本には1965年にアメリカから輸入され、1970年代に全国各地に広まった。参入するメーカーも増えていき、オリジナル玩具に加えて版権キャラクターものも投入されるようになるとますます普及していった。

日本のガチャガチャの原点を考える上で、LOハードマン氏がキーマンとなる。ペンシルバニア州ピッツバーグのLOハードマンは製造業者および運営業者。1960年代前半、アメリカのペニイキング社社長のハードマン氏が、パンアメリカン貿易商会社長の重田哲夫氏にガチャガチャを紹介したことがガチャガチャの原点。

自動販売機

自動販売機

不特定多数の人間が通貨(貨幣)もしくはそれに代替するカードなどを投入して対価を払うことで自動で商品の購入やサービスの提供を受けることができるようにした機器。自販機(じはんき)とも略される。

カプセル自動販売機自体はアメリカで考案されたものである。球体ガムの小型自動販売機がその始まりとされ、やがて球体ガム以外に球体カプセルに小さな玩具を入れた販売も始まり、アメリカで流行した。

歴史

世界初の自動販売機は、古代エジプトの寺院に設置された聖水を販売するための装置である。この装置は完全自動で5ドラクマ硬貨を投入すると、硬貨の重みで栓が開き、蛇口から水が出る構造であった。

現存している最古の自動販売機は、1615年のイギリスの煙草自販機。1924年に中山小一郎が、袋入菓子の自販機を製作し、これが日本初の普及型の自動販売機とされている。昭和30年代前半になると、自動販売機は物珍しい機械から本格的な実用化の時代へ移行した。