テコ型爪切りについて


テコ型爪切りとは

テコ型爪切りとは、てこの原理を利用した一般的によく用いられている爪切りです。



テコ型爪切りの仕組み

テコ型爪切りは名前の通り、てこの原理を利用した爪切りです。
てこの原理は小学校でも習ったように、支点・力点・作用点の三つの力でなされる原理のことです。てこの原理は支点と作用点の距離が近ければ近いほど、あるいは支点と力点の距離が遠ければ遠いほど、小さい力で大きな力を生み出すことができます。
下図を見ると、支点と作用点の距離がとても近く、力点の距離が少し離れています。この構造によって何が分かるかというと、小さな力でも硬いものを切ることが可能になります。この原理を利用することで、簡単に爪を切れる爪切りがテコ型爪切りです。






爪切りの歴史

古くは,小刀でつめを切ったり,爪磨(つまと)と呼ばれる砥石でといだらしいです。『土佐日記』にも「つめを切るのに子(ね)の日を避けた」という記述があり,つめを切る道具があったことがわかります。江戸時代に入り和ばさみの普及にともない,つめを切るのにも使われるようになりました。明治時代には,芸妓の懐中道具として作られた,つめ切り専用の握りばさみが流行し,一般にも普及しました。てこの原理を使った,折りたたみ式のつめ切りはネイル・クリッパー(nail clipper)ともいい,大正時代に欧米より伝えられて,1935年ころから国内生産が始まりました。



爪切りの種類


▪ニッパータイプ

ニッパータイプは、爪を切るときに爪の負担が少ないという特徴があります。切れ味がよく鋭利なので、厚い爪や変形した爪でも切りやすく人気があります。




▪ハサミタイプ

ハサミタイプは、赤ちゃん用に人気の爪切りです。爪を見ながら切れたり、爪を傷つけにくいので安心して切ることができます。