ジャイロスコープ(gyroscope)

-SUMMARY-

物体の角度(姿勢)や角速度・角加速度を検出する計測器。物体のずれや揺れを防ぐ。  
主に船や航空機やロケットなどの自律航法に使用されている。最近では、カーナビやロボット、スマートフォン、無人偵察機などにも用いられている。  
ギリシャ語で"輪"を意味するGyros。

-HISTORY-

1817年 ドイツのヨハン・ボーネンベルガーが発明。
1832年 ウォルター・R・ジョンソンが「ロータスコープ」と名付ける。
1836年 スコットランドの数学者エドワード・サングが地球の自転の検出に使うことを提言。
1852年 レオン・フーコーが地球の自転を検出しようと実験。
     →製作技術不足で失敗
1908年 ジャイロコンパスができる。

-PRINCIPLE-

こまの回転面を傾けるような外力が加わると元の状態を維持しようとするため慣性力が発生する。 この回転するこまに加わる慣性力を検出することで外力によって発生する物体の角速度を検出する。