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作品鑑賞のてびき

本展ではランダム・ドット・ステレオグラム(RDS)と呼ばれる立体視の技術を用いた作品があります。
裸眼立体視は、初めての場合だれでもうまくいかないものです。
コツをつかむまで時間がかかる場合がありますが、下記を参照して何度も試してみてください。
裸眼立体視には「交差法」と「平行法」と呼ばれる2つの方法があります。交差法は、寄り目にして、対象物よりも手前に焦点を合わせる方法です。平行法は、目線を交差させずに、対象物よりも後ろに焦点を合わせる方法です。
初めての場合は、比較的交差法の方が安定して立体視しやすいようです。交差法と平行法では、奥行きの関係が逆転します。
今回の展示作品は交差法を想定して作られています。
対象物に焦点を合わせないようにしながら、ピントの位置を調整することで、立体的に像が浮かび上がります。

交差法の目の状態

より目のコツ

両手の人差し指の先を目の前20cmほどで軽く突きあわせ、接点を注視すると、指先が重なった状態になります。このままの状態で、ぼやけた像をそのまましばらく眺めます。
見えないからといって焦らず我慢しましょう。
落ち着いた精神状態であることが、立体視成功の秘訣です。

指先の重なった状態

練習

下のRDSには立体視のためのガイドが示されています。 寄り目にすることで、ガイドの位置がふらふらと変化します。ガイドが3つに見えたら、そのままの状態を維持してください。中心に球体が浮かんで見えれば成功です。

立体視中のガイドの状態